体を作るための資格
体を鍛えるための資格を発行している団体はたくさんありますね。
スポーツチームのトレーナーには、分野別に2つの仕事があります。
「アスレティックトレーナー」
スポーツ中継などで、「メディカルコーチ」、「メディカルスタッフ」などという表現を聞いたことはないでしょうか?
アスレティックトレーナーは、主に選手のメディカル部門を担当します。
テーピングやスポーツマッサージなど治療に関係するような仕事で、選手の健康管理に貢献します。
「コンディショニングコーチ(フィジカルコーチ)」
2010年のサッカーワールドカップ以降、「フィジカルコーチの指導で体幹を強化」というような表現が増えました。
今日では、コンディショニングコーチという呼び方よりもフィジカルコーチという呼び方のほうが浸透しているかもしれません。
コンディショニングコーチは体力管理部門を担当し、競技に適したアスリートの肉体を作り上げるサポートを行うことが主な仕事となります。
ウエイトトレーニングのプログラム作成や指導、ウォーミングアップ、クールダウンなどを指導して、選手のコンディション管理に貢献します。
スポーツトレーナーという国家資格は存在しません
トレーナーの資格としては、(財)日本体育協会認定のアスレティックトレーナー(AT)という民間資格がありますが、この資格だけでプロのトレーナーになるのは、なかなか厳しいのが現状です。
「スポーツトレーナーになる」というだけであれば、資格は必要ありません。
ですが、医療系の国家資格を保持していない場合、トレーナーとして活動することは事実上不可能と言ってもいいでしょう。